「ムーンライトながら」臨時列車化へ―大衆的鉄道文化の終焉を惜しむ(2008年12月24日)
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東京・大垣間の夜行普通列車が来る3月で廃止されるのだそうだ。何か各地で次々と夜行列車が廃止されている流れがあるのだが、それに関するエッセイが上記である。
実は北海道内でも道内の都市間を結ぶ夜行列車が廃止されてしまっている。細々と残っているのは札幌・青森間の急行だけである…
私はこのエッセイで取上げられている東京・大垣間の夜行普通列車を利用したことは無い…多分3月までに機会を設けることも叶わないであろう…が、札幌・稚内の夜行列車は何度となく利用していた。2006年に“季節運行”という話しになり、秋に姿を消し、結局帰って来なかった…東京・大垣間の夜行普通列車も…残念ながら似たような運命を辿るような気がしないではない…
夜行列車というものは、考えてみれば不経済なものだ…単純に列車を動かすのみではなく、沿線での対応も発生する。どうしてもコストが嵩む…夜行バスなら、一定の乗客を確保すると「運行時間相当の貸しきりバス運行」と同程度の収入を、バス会社は得ることが出来る…鉄道はそういうことにはならないし、長い運行の中で朝のラッシュ時間帯に入る大都市圏に差し掛かって遅延などしようものなら、「大顰蹙!」である…バスなら、「道路が混雑して到着が少々遅れています…申し訳ありません…」というだけだが、鉄道の場合は朝の都市圏を動き回る列車の運行を必死で調整しなければならないのだ…
このエッセイでも、“危惧される将来像”として「新幹線と通勤路線だけが残る」という話しが綴られている。私も、こういうのは「在り得ないことではない」と感じている…端的に言えば、新幹線が通った箇所の在来線は「原則廃止…」という話しで、地元が在来線の存続を求める場合は、JRグループから切り離された型で運営されている。その一例である岩手県、青森県のIGRと“青い森”にも試乗したが…地域の一定の需要があったり、それを掘り起こしながら運営しているそれらの鉄道は、言わば“地域文化の一部”という感じもしないではなかった…それが切り捨てられようとしている…
北海道にも新幹線がやって来る…函館に上陸後、札幌に延伸だ…ハッキリ言えば、北海道の人口は半分近くが“札幌圏”に集まっているので、新幹線は札幌にまで延伸しなければ、道民には縁薄いものとなるであろう。更に…もし札幌・東京間が4時間を超えるなら、新幹線は評価されないであろう。札幌・東京間は1時間30分のフライトだが、両空港と街の往来、搭乗前の手続きや着陸後に存外要するボーディングブリッジに繋がるまでの時間を考えると、札幌・東京間は約4時間なのである。そして料金…一昨年に東京へ飛んだが、片道1万3千円の券が大した苦労も無くアッサリ見付かった…新幹線もこの位で無ければ、多分余り選ばれない…今や飛行機は「Tシャツ姿、サンダル履き」という次元の「一寸御近所へ出掛ける」感覚で搭乗するようなもので、「安ければ安い程良い」状況で、色々な割安の券が出回っている。新幹線の営業運転速度は、スピードアップを如何に図っても時速300kmや330kmであろう。とすれば、「東京まで4時間」は「ギリギリ出来る範囲」に過ぎない。そうなれば“価格”が“争点”になる…
その新幹線がやって来た時…北海道の鉄道はどういう按配になっているか…気になるところだ…何となく想うのだが…余程大きな街でもなければ、「新幹線の停まる駅が街から浮き上がった」ような感じの沿線風景ばかりが北海道内にも広がるような気がしないでもない…新幹線は、或いは「“途中省略”装置」という性質が無い訳でもないのだから…
一寸話しが飛躍したが…鉄道旅行を巡る上述のエッセイ…気になったので、是非御覧頂きたく御紹介させていただいた…
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